チームにまつわる男達 -2-
AGM井口基史

こんにちはレイクスターズAGM井口です。
年内最終戦を新潟で1勝1敗で終え、なんとか五割で持ちこたえられました。
新潟は自分がこの業界に入るきっかけの仕事としてチャンスを何度か与えてくれたチームです。
日本最古のプロバスケチームですのでチームの考え方や学ぶべき点が今回も多く、勉強させてもらえました。
チームにとっても個人的にも勉強になった2試合でした。
チームにまつわる男達シリーズですが、今回はLakesマニアではご存知の方もいらっしゃるかもしれません。近江鉄道の運転手さん饗庭(アイバ)さんです。
昨シーズンから全試合・イベントなど自分達をレイクスバスで運んでくれる大切なチームの一員です。
遠征では帰りが深夜・早朝になることも多いのですが、いつも自分たちを安全に送り届けてくれます。今ではチームの荷物まで把握してくれて、忘れ物がないかチェックして自分やシゲサンのダブルチェック係になってくれています。
饗庭さんもチームの一員と思ってくれているのか、勝負に対して強いこだわりがあります。
それは「試合で勝った道を何度も通る。負けた試合で通った道は2度と通らない」です。
遠征先ならまだしも土曜日に負けるとホーム守山・野洲・彦根・米原でも数少ないルートから必ず違う道で試合会場まで移動します。
遠征では「井口さん、このサービスエリアは福岡に連敗した時に止まったからダメです」
・・・ここまでやってくれる饗庭さんには言う権利がある!!
と自分も食事や休憩場所は饗庭さんのアドバイスに従っています。
そんな饗庭さんのオモシロエピソード。
今シーズン初遠征だった浜松とのプレシーズンマッチ出発の際、新外国人選手に「オフィシャルドライバーを紹介するからしっかり挨拶しなさい!!」
と饗庭さんを紹介しようと・・・
「This is official driver Iba-san」すると外国人選手達が
「え、MOTO!?アイバーソン??、それは挨拶しっかりしないと」
「あ、アイバーソンさん宜しくお願いします!!」
自分の発音が聞こえにくかったのか、NBAのスーパースター、アレン・アイバーソンと同じ名前と勘違いしたみんな。
ちょうどNBA引退報道もされていた話題もあって、みんな大爆笑。
饗庭さんも「じゃあ、アイバーソンでいいよ」と今でも外国人選手は饗庭さんの名前をIversonだと思っています。
饗庭さん今シーズンも残り試合宜しくお願い致します。
勝ち星をもっと増やして、通れる道が少なくならないようにします!!
そしてチームと一緒に有明まで行きましょうね。
レイクスバスは貸出しもしていて、運がいいと饗庭さんが来てくれるかもしれません。
饗庭さんからチーム移動の裏話も聞けるかもしれませんね。
Posted by AGM井口基史 at 2009年12月30日 13:10